広報9月号
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札幌報恩学園 管理栄養士 太田希 先日、食材を購入している業者からリストの束を受け取りました。「はて?何のリストだろう?」と思ったら…この10月からと来年1月から値上げを予定している商品リストでした。食材の値上げラッシュが始まってから既に1年。まだまだ続きそうです。 ご家庭なら「食材費を抑えるためになるべく手作りにしよう」と考える方も多いでしょうが、給食ではそうとも限りません。一から手作りするよりも調理済み食品を使用した方が安いものも意外と多くあります。そんな時は既製品に一手間加えて提供するなどの工夫をしています。 ん。 生活の中で楽しみにしている食事。満足度を下げないためにも、節約ばかりでなく、季節の果物を提供したり、行事食には少し豪華な食材を使ったりとメリハリをつけて提供することを心がけています。 ました。冷やしたぬき素麺を提供した8月1日は30℃超え。冷たく喉ごしの良い手延べそうめんは、夏の暑さを吹き飛ばしてくれました!ごちそうさまでした。 当施設でも対応を少しずつ緩和して参りました。御家族様や利用者様にとって一番喜ばしい変化は、 外泊・面会が出来るようになったことでしょう。飲食を伴うレクリエーションも出来るようになりました。 職員はマスク着用で支援を行っておりますが、利用者様は作業中のマスク着用は義務でなくなりました。マスク着用がなくなっただけでも明るくなった気がします。しかしながら、病院は、協力病院でないとマスク着用が出来ないことで断られることもあります。グリーンホーム厚別の利用者様は、マスク着用が出来る方が多い為、着用できますとお伝えすることで通院が可能になる事がたびたびあります。また、5類になると一般病院での発熱の対応が出来ると言われていますが、実際は発熱の有無を尋ねられ発熱がないことを確認してからでないと受診が出来ないときがあります。その場合、協力病院にお願いして対応していただくこともあります。 ール消毒による館内の清掃、定期的な換気実施、職員のマスク着用等を行っております。新型コロナワクチンも継続して実施予定です。今後も利用者様の健康を守る為に油断することなく引き続き感染対策を行って行きたいと考えております。 しかし、どんなにコストを下げても栄養量を満たしても利用者の方々が残すようでは意味がありませそんな中、ほうおん後援会様から食材高騰対策の一助になればとそうめんと冷麦を寄贈していただき新型コロナウイルスの位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」になりました。それに伴い、5類になったとはいえ、新型コロナウイルス感染症が無くなったわけではありません。施設では、アルコ― 6 ― 新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応について グリーンホーム厚別 看護師 小松原千洋

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