法人本部事務員 浅岡 耕子 - 3 - 2024年3月をもち定年退職を迎え、現在は嘱託として働かせていただいています。今回のお題は「定年退職を迎えて印象に残っていることや今後の展望等」とのこと。 1979年4月に札幌報恩学園成人寮(現 グリーンホーム厚別)に配属されたのを機に45年。不思議と鮮明に思い出されるのは入職当時の事です。今ではかなり曖昧になっている記憶を辿る為、退職後の楽しみにためておいたスナップ写真を見返してみました。私立の養護学校が併設されていたので尚の事そう思うのかもしれませんが、とにかく行事が盛りだくさんでした!若かりし頃の利用者様と職員、自分にも再会。しばしのタイムトラベルでしたが情景が蘇ります。確かな事は、今も昔も利用者様にとって行事は特別な時間であり、また、それを大切に根付かせながら潤いのある日々を送っていたのだと改めて気付かされました。秋ならば「おみこし行列」「大収穫祭(現 報恩まつり)」「大根洗い(学園の食卓に並ぶお漬物を作る作業の日)」「秋の遠足」等々。自然の中で四季を感じ、行事や毎日の食事で季節を感じ、折々の「今週の歌」をみんなで歌ったのが昨日の事のようですが、行事においても時代に合わせてどんどん変わってきています。 さて、十年一昔と申しますが昭和から令和と時は流れ札幌報恩会も大きく変わりました。敷地内の建物も環境も新しくなり生活レベルが格段に上がり豊かになりました。この先も先達のおもいでもある「心の通った暖かい支援」が継承され、それぞれがその人らしく幸せで居心地の良い場所であることを願っています。 今年度9月2日(月)に自然災害訓練を実施しました。昨年までは「防災訓練」という名称で毎年9月1日の防災の日に、ちなんで災害時を想定した訓練を実施してきましたが、今年度、自然災害時の事業継続計画(BCP)が改めて策定されたことから、名称を「自然災害訓練」と変更しての実施となりました。 大きな地震の発生を想定し、法人敷地内の建物等の損傷確認、怪我人を見つけた場合の救護等について訓練を行いました。訓練後の反省では、報告の漏れや救護用の担架の使用方法の間違い等があがっており、支援員間の報告・連絡の難しさと重要性、備品の保管場所や使用方法の確認の必要性について、改めて考える良い機会となりました。 災害・防火対策委員
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